放送作家 岩井田洋光 公式サイト


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◆放送日が正式に確定したもの。
放送日が正式には確定していない、または発表をひかえているもの。
◇既に一部の放送局では放送を終え、系列局での放送が残っているもの。

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【テレビ東京】 火曜日よる10時から (1時間)
案内役:江口洋介さん  ナレーション:杉本哲太さん
◆ 4月 2日 放送分
◆ 4月 9日 放送分
◆ 4月16日 放送分
◆ 4月23日 放送分
【BSテレ東】 金曜日 夕方6時からも放送しています。
*1週前に地上波で放送した作品の再放送です。
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桜の季節が今年も巡り来ました。
今年初めて見た桜は、京都烏丸御池の交差点のすぐ近く。
東京に開花宣言が出る3日前のこと。
日当りが良いのか、そこだけ咲いていました。

その日の朝、大好きだった叔父が亡くなったという知らせが・・・。
私より一回りほど上で、一番年の近い叔父でした。
戦中に生まれ、中学卒業と同時に鹿児島から大阪へ。
いわゆる金の卵です。私の記憶に間違いがなければ・・・
最初に就職した、日用品を扱う商店一筋に勤めあげたはず。
昔でいう番頭として商店の屋台骨を支え、
先代が亡くなるときには、息子を一人前にして欲しいと託され、
準備していた自分の店をあきらめて義理を果たしました。
まるで、花登こばこさんのドラマのような話です。

私は小学生の頃、大阪に住んでいたことがあり、
当時は日曜日の度に遊んでもらいました。
吉本新喜劇や植木等の映画、デパートの屋上の遊園地。
その頃、叔父は二十歳前後。
小学生と遊んで、面白いはずもなかったと思うのですが・・・。
本当にやさしい人でした。
私のなかでは、やさしさの最上級の人でした。
それは、他人に対しても同様だったようです。
通夜の席で漏れ聞こえる話で確信しました。

2年前、同じ大阪で亡くなった叔父は、とても明るい人でした。
勤めていた会社が潰れるなど、苦労が人一倍多い人でしたが、
いつも明るく笑っていました。傍にいるだけで楽しくなる人でした。
一緒にいるだけで幸せな気分になりました。
二人の叔父に共通していたのは、
周りの人に嫌な思いを一切させない気配りでした。
そこには、ただやさしいだけではない、ただ明るいだけではない、
信念のような辛抱強さがあった気がします。

二人とも、根っからの大阪人のような人でした。
ふる里の鹿児島よりはるかに長い、半世紀を大阪で暮らしました。
大阪という街が、二人には合っていたのかもしれません。

我が家の庭には、ツバキやカイドウ、テルテモモ、そしてシャクヤクまで
一気に花開いています。そして、いつの間にか桜は散りかけています。
仕事の途中、乃木坂神社のしだれ桜がみごとでした。
六本木から赤坂に抜ける東京ミッドタウンの桜も・・・。
街に咲く桜もいいものですが、今年の桜は楽しめません。



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